夜尿症について
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【排尿の調節について】
 尿(おしっこ)は左右の腎臓で造られ、尿管という細い管を伝わって下腹部にある膀胱に運ばれ、一時的に溜まり(蓄尿ちくにょうと言います)ます。膀胱が尿でいっぱいになると尿道という管を通って外へ排出(排尿はいにょうと言います)されます。膀胱と尿道はそれぞれ膀胱排尿筋、尿道括約筋と呼ばれる筋肉で出来ていて、膀胱に尿が溜まると自律神経の働きで風船のように膨らみ、同時に尿道はきつく閉じて尿漏れを防ぎます。膀胱の半分程度が尿で充たされた時に軽い尿意(=初期尿意)を感じますが、この段階では、例え尿意を感じても、尿道は自律神経の働きで堅く閉じており蓄尿は維持され失禁することはありません。初期尿意があっても排尿しなければ5〜10分間前後で自然に尿意は消失します(経験的におわかりいただけますね?)。その後2〜3回の尿意の出没を繰り返した後に、強烈で我慢不可能な尿意(=最大尿意)が襲ってきます。これは膀胱が尿で満タン量に達した徴候で、自律神経の作用により膀胱が無意識に収縮するからです。大脳は周囲の状況をみて、排尿するのに相応しい状況でないと判断したならば、意識的に尿道の一部をきつく締め付け、排尿を阻止することが出来ます。お腹がパンパンの状態です。この時の膀胱の容量を機能的膀胱容量と呼びますが、蓄尿が機能的膀胱容量に達するとこれ以上尿を溜めておくことができず、尿道を通って体外に排尿されます。以上述べた蓄尿と排尿の変化は主に自律神経の調節により実にタイミングよくスイッチが切り替えられているのです。
 夜間睡眠中ではどうなっているのでしょうか?夜尿のない子は例え睡眠が9時間であっても起床時に最大尿意を感じることはないでしょう。これは尿量の調節機構が眠っている間に正常に作動して、尿があまり造られない状態になっているからです。
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