夜尿症について
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【尿量の調節について】
 抗利尿ホルモンは脳の下垂体から分泌されるホルモンで、尿量の調節を行ないます。腎臓は全身で造られた不要物を血管からろ過して尿を生成する所ですが、尿中には同時に水も一緒に排泄されます。このホルモンは腎臓に作用して、一旦ろ過された尿中の水だけを再び体内に吸収させる(戻す)作用(=抗利尿作用)がありますが、言い換えると尿を濃縮することになります。抗利尿ホルモンは睡眠依存性で睡眠中に多量に造られ昼間はあまり造られないため,夜間睡眠中では濃い少量の尿を、昼間は薄い多量の尿を造ります。これによって長時間睡眠しても膀胱内に十分収まる量の尿しか造られないのです。
 抗利尿ホルモンの夜間分泌動態に関しては1986年に私が初めて学会に報告しました。このホルモンは夜間睡眠中にたくさん造られ尿量を少なくします。この結果夜間睡眠中に膀胱が尿でいっぱいになるのを防ぐことができ、睡眠は妨げられないのです。
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