夜尿症について
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【当クリニックにおける夜尿症外来の診療スケジュールについて】
相川ステーションクリニックでの大体のスケジュールをご紹介します。
1. 初診時には・・・
保護者を対象とした夜尿症オリエンテーションを行い、保護者の方に夜尿症について十分なご理解をしていただきます。以降の治療を円滑に進めていくためには、保護者の治療に対する理解が不可欠だからです。
2. 々の夜尿症患児の診察
出来るだけ患児本人にも最低限の知識を持ってもらうために、夜尿症の話を子供のレベルに合わせてします。
3. 第2回目の外来受診までに家庭で行ってもらう事項について説明します。
Ⅰ 生活指導を守った状態での夜尿頻度を最低3週間以上調べてもらいます。
Ⅱ おむつ測定(連日7日間)
Ⅲ 起床時尿検査(連日7日間)
Ⅳ 水負荷試験(1回だけ)
Ⅴ 1日の飲水と排尿の量と時間を表に記入(3日間) などです。
4. 2回目の受診では・・・
保護者が持ってきたデータと外来での検査結果をもとに夜尿症のタイプわけを行ない、この段階で今後の治療方針が決まります。
当クリニックでの外来検査を紹介します。
Ⅰ 尿浸透圧検査:尿が濃縮されているか調べます
Ⅱ 尿中AVP検査:抗利尿ホルモン分泌の程度を調べます
Ⅲ 尿流検査:排尿の勢いをみる検査です
Ⅳ 膀胱・尿道超音波検査:膀胱容量と残尿をみる検査です
結果を患児と保護者に伝えますが、特に患児に対しては年齢に応じたわかり易い説明が必要です。
5. 3回目以降の受診では・・・
3〜4週間毎に外来を受診してもらいますが、その間お家では夜尿経過表(巻末参照)に夜尿記録を毎日つけてもらい、それを受診の度に持参して貰います。治療効果を判断し、それ以降の治療法を決める材料にします。
※ 夜尿ありの場合は×印を、夜尿なく夜間にトイレに起きた場合は○をつけ同時に排尿時間と尿量を記入、夜尿なく朝まで眠っていた場合は無印とします。

 上記例の解説:朝起床時に夜尿で寝具が濡れていた場合、正確に言うと前日の就寝後からその日の朝までのいずれかの時間に夜尿があったことを示すものです。したがってそのことを表に示すために[夜尿の有無] [起床時尿量]の位置と[日付][服薬状況]の位置がずれているのです。この表の評価ですが、夜尿は7晩中4晩あり、夜間中途覚醒が1晩でした。夜間中途覚醒は、夜中のある時点で膀胱が満タンになって目を覚ましたのだから、膀胱がいっぱいになったと言う事では夜尿と同じ様に考える事ができます。たまたま起きると中途覚醒であり、起きれなかったら夜尿になるだけの違いです。ともに消失する状態にもっていくことが夜尿症治療の目的です。この中途覚醒した夜のデータは非常に貴重で、例えばこの例では一回夜尿量が83mlで起床時尿量が53mlなので、合計136mlが一晩に造られた尿量=夜間尿量になります。おそらく夜尿があった日の夜尿量は調べようがありませんが、おそらくこれも類似した数値の筈です。年齢にも依りますが、一回夜尿量が2桁の数値ならば、睡眠時膀胱容量はかなり少ない=膀胱は異常に小さいと考える事ができます。
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